【人生】朝の散歩と「花鳥風月」 ~これを老化というのなら、老いるということも悪い気はしない~
2021年の年末ごろから、朝の散歩を日課としている。
雨の日と、仕事で早起きしなければいけない日を除いて。
以前、朝の散歩を習慣にして変わったことについて書いた。
◆花鳥風月
梅、桜と続いてちょうど今はツツジの季節。
朝の散歩を始めて、花に目が行くようになった。
おはようございます。
— ヨウスケ@Mr.Simplism (@Mr_Simplism) 2022年5月4日
今朝の東京は連日の晴れていて、歩くと少しだけ暑いくらいです。
朝散歩を始めて、やたら花に目が行くようになりました。
白(薄い黄色?)い花をポトポト落としている木を見つけましたが、名前は分かりません😅#朝散歩 pic.twitter.com/xX5QTP9YkU
今までは見向きもしなかった、道端や花壇の花。
大半は名前も知らないが、いつの間にか目で追っていることに気づいた。
「花鳥風月」という言葉がある。
「花鳥」は、鑑賞の対象となる自然の景物、「風月」は、自然の風景を意味し、
自然を楽しみ詩歌を作って風流に遊ぶこと(風流韻事)を示す言葉とのこと。
一方で「花鳥風月」は、これまで興味がなかった人が歳とともに興味を示す順番を指し、「老化の始まり」と揶揄される言葉とされることもあるらしいが、これは完全な俗説のようだ。
◆散歩から始まる花との付き合い方
今まで気にも留めていなかったが、いったん意識しだすと、思いのほか花に囲まれて暮らしていたことに気づく。
散歩を始めてから、少しずつ新しく覚えた花の名前と外見が一致するようになった。
八重桜、シロツメクサ・・・あー、ほんとに少しだな。
散歩以外の場面でも、花に興味が向き始めていることも気づいた。
僕ははてなブログをいろいろと読者登録して読んでいる。
先日、natukimikaさんのブログで「ラジオタイムス」というバラの品種を知った。
一見ゴージャスな花びら(ロゼット咲きというらしい)なのに色合いは淡いピンク、加えて「ラジオタイムス」という名前の響きがなぜか気に入ってしまった。ラジオタイムスを見に、バラ園に行ってみようかとも思っている。
以前の僕なら「花なんぞ腹の足しにもならんわ」と切って捨てていたと思う。
この変化は散歩によるものなのか、俗説らしく「花鳥風月」期に入ったからなのか。
考えても分からない。どっちでもいいか。
今まで興味がなかった「花鳥風月」を愛でるようになることが老化の始まりというのなら、老化というものもあながち悪いことばかりではなく、むしろ素敵なことじゃないかと、日課の散歩中に、ふと思った。