Hello! Mr.Simplism

僕の人生補完計画

【仕事】酒が飲めない営業だって、意外と可愛がられるもんだ。

僕は自他ともに認める下戸である。

 

自分のことなので自分はわかっているとして、
なぜ他人にまで認められるかというと、思いっきり顔に出るタイプだからだ。

否、顔だけではなく、上半身がほぼ赤くなる。
ビールの中ジョッキ半分ほどで、ビジュアルはほぼゆでだこになる。
アルコールを分解する能力が弱いのはデメリットではあるが、
見た目に出る能力が極めて高いことには本当に感謝しかない。

この能力があることで、今まで僕は生きてこられたといえる。

営業職と酒

近頃は新型コロナの影響でほぼなくなってしまったが、
営業職というのは他の職種に比べて接待などの席が多いのは事実。
酒が飲める営業は得意先との距離も縮めやすく、仕事に有利に働く。
一方で酒に飲まれるタイプは、アルコールのせいで客の信頼を損なうこともあるが。

僕のようにアルコール分解能が低いタイプの営業もいる。
得意先の人の中にも酒が飲めない人もいるので、飲めないからと言って
仕事面でマイナスしかない、とは一概には言えない。

とはいえ営業職と酒には、切っても切れない縁がある。

 

見た目で勝負

酒が飲めなくても、酒が飲める人々から可愛がってもらっている。
それもひとえにビール半分で真っ赤になれる能力によるところが大きい。

ジョッキ1/4も飲めばもうほんのり赤くなり、
周りの人らに「早くもいい色になってるねぇ!」と言われたり、
「はやいよ!笑」と話のネタにされることもあるのだが、
半分飲んだあたりで「・・・え、大丈夫?いやマジで」となる。

正直に言うが、ビール半分で周りが引くほど赤くなってはいるが、
酔っぱらっているかと言われると、実は見た目ほど酔っていない。

しかしこの見た目のおかげで、飲むペースが遅いだとか、
途中でソフトドリンクやお冷を頼んでいることを茶化されることもない。

というか、むしろ周りの人が心配してガンガンお冷をくれるので
僕の周りはお冷だらけになる。
僕も僕で、頭ははっきりしているが顔が火照り暑くてしょうがないので
ガンガン水を飲む次第。

 

実はもう飲んでませんが・・・

そんなわけで、飲み会の中盤以降はほぼ水しか飲まない。
その頃には皆、焼酎の水割りなんかを飲み始めるので、
見た目ではもう誰が何を飲んでいるのか一切分からない。
僕も水ばかり飲んでいるのに、周りから

「それ水?水割り?無理しない方がいいんじゃない?」

と言われ、僕も

「(これ水なので)大丈夫っす」

と言ってまた水をちびちび飲む。
何を飲んでいるのか明言しないあたりが僕の作戦。

終盤になると皆、完全に出来上がってくるのだが、
その頃の僕はというと、当然水ばかりガブガブ飲んでいるので
むしろほぼシラフに戻っている。
しかし依然として顔はいい感じに赤い。

結局、僕の飲み会での評価は「弱いけどつぶれもせず頑張ってる人」という
なんとも絶妙なポジションに落ち着く。

 

そんなわけで僕は今まで、いわるゆ「アルハラ」とはほぼ無縁の
社会人生活を送ってきた。
それもこれも、この「実際以上に顔に出る能力」のおかげだ。
この能力がなければ、とっくに急性アル中で死んでいたかもしれない。

とはいえ、本当にアルコールに弱いので、ちょっと飲むペースを間違えると
すぐに二日酔いになってしまうし、その日の体調によっても飲む量を
調整する必要があるので大変と言えば大変。

飲み会の何が嫌かというと、アルコール以前に時間が長いということ。
僕は早めに寝たいのに、ダラダラ続く飲み会はアルコール以上に苦痛だったりする。

夜19時くらいに始まって20時でスパっと切り上げる飲み会だったら、
僕も少しは好きになれるかもしれないんだけどなぁ。

まぁその場合、19時20分以降は水しか飲んでないだろうけど。

 

 

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