マイナンバーカード ポイントくれるのはいいんだけどそれよりもまず使い勝手を良くしてよ

政府が取得率向上に向けてポイント付与の政策についてあれこれ話し合っているようだけど、
そもそもなんで普及が進んでないのか、もう少し考えてほしいなという話。

先日、パスポートの更新を忘れてしまい、期限切れになってしまいました。
期限内の更新と比べて、期限切れのパスポートの更新は書類が余計に必要になるので
かなりめんどくさいです。

その中で、戸籍謄本（もしくは抄本）の提出が必要なのですが、
これまでは本籍地の役場でないと発行できず、遠方の場合は申請書と手数料（定額小為替）、本人確認書、返信用封筒を同封したうえで郵送で送り返してもらうという、手間もお金も時間もかかる方法をとるしかありませんでした。

しかし、マイナンバーカードを持っていれば最寄りのコンビニで戸籍謄本（正確には同等の効力を有する「戸籍全部事項証明書」）発行が可能になります。

今回の件で、マイナンバーカードも持っているし、いい機会なのでコンビニ発行にチャレンジしてみよう！と意気込んでいたところ、僕の本籍地の自治体は戸籍謄本のコンビニ発行は未対応でした。

あーこれ、自治体ごとに対応している書類の種類が全然違うんですね。
マイナンバーカード、全然役に立たないなぁ。。。

結局、諸々の書類と定額小為替を用意して郵送し、書類が届くのを待つ羽目になりました。

マイナンバーカードの普及にポイントつけたりいろいろやってるようですけど、
結局、普及しない理由ってこういうところにあると思うんですよね。

仕組み自体は予算をかけて作るくせに、それに対応するか否かは自治体任せ。
マイナンバーカードを作った人がそのメリットをあまねく享受できるように整備することを、何より優先しなければいけないんじゃないですかね？
システムとして本来マイナンバーカードが持つ能力の半分も活かしきれていないのが現状です。

これじゃあ、僕にとってはマイナンバーカードはポイント機能付きe-TAX専用カードですよ。
そんな状態で、利用者だけ金かけて（しかも税金）増やしても全く意味がないと思うのですが。

便利になれば自然に普及も進むのに、利便性を無視して利用者数だけ増やそうとする政府のやり方に疑問を持たざるを得ません。