悩んでいても解決しないなら、紙に書いて歩く
誰しも悩みというもの多かれ少なかれ抱えていますよね。
頭の中で考えていても一向に解決せず、脳みその片隅にその悩みがずっと居座っているのも気持ちが悪いものです。
そんな時は頭の中に思い浮かんだことを全部書き出してみましょう。
紙の種類は問いません、チラシの裏でもOKです。とにかく頭に浮かんだことを片っ端から書き出します。脈絡がなくても結構。書きなぐり倒してやりましょう。
不思議なことに書き出すだけでも随分心が軽くなるのを感じます。これは「筆記開示」と呼ばれるもので、実際に精神医療の現場でも効果があるとされている心理療法だそうです。
書き出すことの効果は筆記開示だけでなく、言葉と言葉のつながりを目で見て確認することができるようになります。頭の中で考えているだけだと、浮かんでは消えを繰り返す言葉が紙に固定され、俯瞰してみることで一見とりとめのない個々の言葉の間の意外な関係性に気づき、問題解決につながるといわれています。
次に、書き出して少しすっきりした状態で、今度は机から離れて少し歩いてみたり、全然関係ない家事などをしてみることをお勧めします。体を動かすことで全身の血流を良くし、脳みそを活性化させてやりましょう。
他のことをすることで今まで頭を抱えていた問題に対するアイディアがパッ!とひらめいた経験はありませんか?あくまで僕の考えですが、そのひらめきは
1.体を動かすことで脳の血流がふえ、活動が活発になった。
2.異なる活動をすることで、異なる視点から物事を考えた。
から来るのではないかと思います。
例として、大昔にアルキメデスが王冠に含まれる金の純度を正確に測る方法について悩んでいる時に、気分転換に入った風呂からあふれるお湯を見てその方法を思いついたエピソードが有名かと思います。
他にも賢人・偉人たちが優れたアイディアをトイレの中で、あるいは散歩中に、あるいはシャワーを浴びている時に突然ひらめいた話など、世界中にゴロゴロ転がっています。
部屋の片隅で頭を抱えていても解決できないのなら、一度は試してみる価値があると思います。