最近仕事でパソコンとにらめっこすることが多く、目を酷使している。目の疲れのせいで頭が重く、眠りも浅くなってしまい日々の暮らしに支障が出てきた。
思えば電車移動中や家に帰ってからも頻繁にスマホをいじっているので、目を休める時間がないことに気づいた。
とはいえ何もせずにボーッとするのはなんだか時間がもったいない気がして、どうにか目を休めつつ持て余している時間を有効活用できないか考えた末に、「ラジオを聴く」ということに落ち着いた。
最近はスマホでもラジオが聴けるアプリがたくさん出ているが、その中でも僕は「ラジオクラウド」を愛用している。
このラジオクラウド、radikoを代表とするラジオアプリと大きく違うのは、リアルタイムではないということ。ラジオというよりもPodcastに近いかもしれない。
各ラジオ局から提供されている番組を、自分の好きな時間に聴くことができる。
番組数は曲によってまちまちで、ラジオの最大手(?)TBSは数十の番組を選べるが、地方のラジオ局だと1番組しか聴けなかったりするので、コンテンツとしてはこれからもっと増やしていってほしいところ。それでもニュースをはじめとする情報番組、バラエティ、リラクゼーションミュージックまでいろいろ揃っている。
僕は特に、移動中と寝る前に眼を休めるために聴くことが多い。スリープタイマーも標準機能としてついており、指定時間に自動でオフにしてくれるので寝る前に長時間番組を聴くのに役立っている。
基本的にストリーミング再生(データを受信しながら聴く)だけど、ダウンロードして端末に番組を保存することもできるので、データ通信量が気になる人は予め家のWi-Fiでダウンロードしておいて、外出時に聞くこともできる。アプリ自体はシンプルだけど、かゆいところに手が届いているのは嬉しい。
せっかくなので僕がよく聞くオススメ番組を2〜3ご紹介。
1.BSトゥエルビ「ミッドナイトよせ太郎」
BSトゥエルビで放送中の若手落語家(主に二つ目)の落語を聞くことができる。真打と呼ばれる大御所ではないものの、名前も聞いたことがない若手落語家のこれからが楽しみになる番組。
僕の個人的なおすすめは17年10月15日放送分、三遊亭円楽わん丈の「井戸の茶碗」と18年1月21日放送分、春風亭一蔵の「阿武松」。どちらも若手ながら話が達者で、三遊亭わん丈は誠実やクズ屋(リサイクル業者のようなもの)の誠実な若者を清々しく演じるのが上手く、春風亭一蔵は迫力のある相撲取りのドスの効いた声が素晴らしい。一聴の価値あり。
2.ラジオ日本「斎藤雪乃のイチバンセン!」
主に関西エリアで鉄道大好きタレントとして活躍している斎藤雪乃さんの鉄道番組。僕はそもそも鉄道にあまり興味はない。なぜ聞いているかと言うと、東京都に転勤で引っ越す前に住んでいた大阪で、日曜の夕方に「大人旅あるき旅」というローカル番組にレギュラーとして出演していたのをよく見ていたから。ほのぼのとした関西弁が耳に心地よく、電車のことをよく知らない僕でも、楽しそうに電車の思い出を語ったり駅弁や駅そばの美味しさを語る口調に癒やされてついつい聞いてしまう。番組後半の鉄道ニュースはもはやマニアックすぎてついていけないが、斎藤雪乃さんには申し訳ないが寝るのにちょうどいい番組とも言える。そんな理由で、こちらは特に寝る前に聞くことが多い。
3.MEGURO FM「通勤·通学のためのストレス解消BGM」
言葉では表しにくいのだけど、時々、特に気が立ってイライラしている時に歌詞も言葉もなく、ただ音を聞いていたいと思うことがよくある(僕だけか?)。そんな時はこの番組を聞いている。内容はよくあるリラクゼーションミュージックで、波の音とか鳥の鳴き声、単調なシンセサイザーの音が延々流れているというもの。確かに聞いているとイライラが安らぐ(気がする)ので、よくお世話になっている。本日3月26日時点で23種類あるけれど、正直違いがよく分からない。
こんな感じで目を使わずに、耳からの情報だけでいろいろと楽しむ工夫をしているおかげで、最近は目の疲れも少しは解消されている気がする。
ラジオなんて古臭いコンテンツだと思うかもしれないが、なにかと眼を酷使しがちな現代こそ、ラジオドラマいう文化がもう一度見直されてもいいのでは、と思う今日この頃。