システム手帳が苦手な理由 ~適度に機能を分けるという便利さ~
僕はシステム手帳が苦手です。その一番の理由は「機能が集約され過ぎること、そして重いこと」。
僕も仕事を始めたばかりのころは、いろいろな手帳を買い漁っていました。手帳好きの人が一度は手に取るであろうシステム手帳も一時期使っていました。
システム手帳の魅力って「カスタマイズ性」ですよね。自分好みのカバーに自分好みのスケジュール帳。様々なリフィルが売られていて、自分にとって一番便利な機能をこれでもかというほど詰め込める夢の手帳システムですよね。
- たくさん書き込みたいし、いろいろ入るA5タイプにしよう
- 月間の予定を俯瞰で見るためにマンスリーは必要だな
- 週間スケジュールはバーティカルタイプにしようかな
- アイディアを書き込むための方眼紙ノートもつけよう
- Todoリストなんてものもあるのか!これは便利だ
- いやいや、自由に書き込める無地ノートもいいな
- 挟むタイプの下敷き、しかも定規がついてる
- そうだ、もらった名刺を入れるカードホルダーもつけよう
- インデックスはしゃれたデザインのこれがいい
- 小さなメモを入れるためにクリアファイルもつけよう
- うはー!超便利機能満載のオリジナル手帳になるぞコレは
結果、出来上がったのは巨大な、分厚くて重い辞書のような代物でした。・・・・なんだこれは。確かにそこに詰まっているのは自分にとって便利なはずのモノなんですよ。それが1つにまとまった世界に一つだけの超便利手帳なはずなんですよ。だけどなんだろう、この邪魔さは。
便利機能を寄せ集めたものが必ずしも便利ではない、という典型でした(僕の場合)。欲張ってしまったが故の失敗です。一つにまとめてしまったが為に、一部の機能は必要ない場面でも常に持ち歩く必要性が出てきてしまう不便さに気づいてしまったわけです。得意先とスケジュールの打ち合わせをするだけなのに、他にアイディア帳とTodoリストとメモ帳とクリアファイルと名刺ケースまで持っていく羽目になってしまうわけです。あまりにアホ臭いのでスケジュール帳とメモ帳だけを残してあとは全部外してしまった時に気付きました、これはもうシステム手帳を使う意味がないことに。
今では普通のナロータイプの手帳を使っています。しかも会社支給の。それに薄くて軽い、しかもカスタマイズがしやすいノートを発見したので、今では手帳とペラペラのノート1冊しか持ち歩いていません。僕にはこれで十分でした。
もちろんシステム手帳なんてクソだ!と言いたいわけではありません。僕の使い方がヘタクソだったというだけのことです。僕が手帳に求めていたのは「スケジュールを管理できること」ただ一点でした。他の事は全部ノートに書きます。用途別に違うものを用意する。こんなシンプルな方法が、僕にとっては便利な使い方でした。
そんな重くてデカいシステム手帳。今では家族手帳と名と用途を変えてわが家で活躍しています。