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僕の人生補完計画

新入社員教育の仕方を旧日本海軍に学ぶ ~人を教育するシンプルな教え~

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10月から僕の事務所に新入社員が配属され、僕が新人教育担当に任命されました。

 

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幸いわが社は猫の手も借りたいほど人が足りない!というわけではなく、比較的まったりとした職場です。そのため、新人も即戦力だ!とは考えておらず、配属されて3か月間は営業職見習いとして営業のイロハを学ぶ準備期間を設けています。僕はこの3か月間で彼を1人前、、、とまではいかないまでも0.8人前くらいまで育てるのが仕事です(それだけが仕事じゃないのがツラいところですけど)。

僕が新人教育担当になるのはこれで3人目。過去の2人も辞めることなく立派に社会人として自立してくれています。そんな僕が新人に仕事を教える際に大事にしている言葉が、かの有名な旧日本海軍 連合艦隊総司令官 山本五十六氏の言葉です。

やってみせ、言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人は動かじ

有名な言葉ですね。「何事もまずはやってみせて、意味や目的を教えて実際にやらせてみて、きちんとできたら褒めてやる。そうすれば人は自ずと成長していきますよ。」という意味と捉えて、僕も新人教育には基本的にこの方針でやっていきます。人によっては新人を雑用係とみなしてこき使う人もいるようですが、雑用ばっかりやらせても仕方ないですし、何より3か月間で(できれば)一人前になってほしいので、僕はどちらかというと課題を与えて取り組ませるように教育しています。

実際に商談で使う提案書の例を渡して、「この製品を売り込むための提案書をA4用紙1枚で作ってみて」と課題を与えてみます。すると新人君は丸一日かけて提案書らしきものをこしらえてきます。もちろん実際に営業担当を持ったらそんなものに丸1日かけてたらダメですが、初めてのことだし、自社製品の特長や得意先の事を知るいい勉強になります。出来上がった提案書らしきものは、使い物にならないようなヒドイ出来です。でもそれは当たり前。だけど提案書を作る過程自体に学ぶ要素が多いし、時々ユニークなアイディアが盛り込まれていてこちらも勉強になります。そういう時はきちんと褒めてやります。すると、新人君もやる気を出してくれるわけです。

 

人によってはびしばしスパルタ教育する人もいますが、僕自体がそういうキャラじゃないですし、僕も疲れるのでやりません(笑)

そういえば、前述の山本五十六氏の名言には続きがあるということを最近知りました。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず

現代でも十分通用するリーダーシップ論ですね。太平洋戦争の是非については諸々あるにせよ、この山本五十六さんという人は部下の人望も厚い、すごい人だったんだなぁと改めて思います。僕がこの言葉をつかえるようになる日も、いつか来るんでしょうかねぇ。クビにならなきゃの話だけど(笑)

山本五十六のことば

山本五十六のことば

 

 

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