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僕の人生補完計画

【仕事】「言い出しっぺがやれ」~アイデアの芽を摘む悪しき習慣~

「言い出しっぺがやる」という文化を滅ぼさないと、その組織はいずれ滅びる。

 

◆最悪の選択

会議などで業務を効率化したり、売れる商品のアイデアを出す人がいる。
玉石混交のアイデアの中にきらりと光る妙案が生まれた時、その実行者をだれにするかという議論に発展する。
その時、言ってはいけない一言がある。

 

「言い出しっぺがやれ」だ。


◆組織に対する貢献の芽を摘む

言い出しっぺにやらせるという慣習は、即刻なくすべきだ。
それは短絡的で、将来の組織に対する貢献の芽を摘む悪手だと自覚したほうがいい。
言い出しっぺにやらせることで、「アイデアを出す=その人の負担だけが増える」という図式ができあがり、そのうち誰もアイデアを出さなくなる。

特に若手のアイデアには気を配るべきだ。彼らは貴重な存在。
固定観念にとらわれない柔軟なアイデアは若者から出やすい。
一方で、業務を押し付けられやすいのもまた若者だ。
その若者がひとたび発言すれば、その彼に負担が集中するのは火を見るよりも明らか。

そんな意欲溢れる若者の才能の目を積むのはやはり「言い出しっぺの法則」。
最初はアイデアの具現化に精を出していた若者もいずれ気づくだろう、アイデアを出すたびに苦しむ羽目になることを。
そしていつしか、自分のことしか考えずアイデアも出さない、物言わぬ従業員の出来上がり。
その頃には彼も、会議の場でこう言い始めるだろう。

 

「言い出しっぺがやれ」


◆アイデアマンを活かす方法

もしあなたが上司という立場なら、アイデアマンを重宝すべきだ。
出たアイデアと発案者は分けて考える。
しかし発案者に全くやらせないのは、無責任なアイデアが増えてしまうため避ける。
ある程度は関わらせても、やはり発案者と実行者は分けて考えるべきだ。

そのアイデアを実行に移すにあたり、もっとも適した人材はだれか。
そのことを考えて作業の割り振りを考える。
それが上司の仕事だ。
それをしない上司は、もはや自分の役割を放棄している。

みんなのことを考えて出したアイデアは、みんなの力で具現化する。
一部の人に負担がかかり続ける慣習は絶対に長続きしないと、肝に銘じておこう。

 

 

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