以前からビジネスバッグを買い替えようか悩んでいる。
TUMIのビジネスリュック
今使っているビジネスバッグがだいぶヘタって来た。
マジックテープもほつれまくってほぼ機能していない。
買った当初は1泊程度の出張が多かったので、大きさを拡張できるエキスパンダブルタイプを買ったが、コロナ禍でその出張も減ってしまったので、今となっては過剰に大きいバッグになってしまっている。
そろそろ買い替えようと思っているのだが、最近いいなと思うビジネスバッグを見つけた。
僕は手に物を持って移動するのが好きではないので、公私ともにバックパックを使うことが多い。
老舗(?)のビジネスバッグブランド「TUMI」でサイズ感、デザイン、ポケットの配置と数が理想に近い物を見つけて、買い替えるならこれだなと目をつけていた。
が、いかんせん高い。
定価82,500円は考えなしにポンと払える額ではない。
我が家のふところ事情
我が家ではお金の管理は僕がメインでやっている。
妻に任せてもいいのだけど「めんどくさい」という理由で僕がやっている。
おかげ(?)で使おうと思えばお金は自分の好きに使える立場にあるんだけど、誰が管理しようが我が家のお金。
考えなしに無駄遣いするのは好きではない。
一応、僕のお小遣いは月3万円と決めている。
一般的にみて多いか少ないかは分からないが、僕は普段酒もたばこもギャンブルもやらないし、平日の昼食代+土日に子供と遊びに行くお金を差し引いても毎月余る。
それを貯めたへそくりがあるので、上述のバッグも買えると言えば買える。
お金の哲学
僕は日用品を除いて、物を買おうか迷った時にあることを考える。それは、以下の2つ。
- それは自分の人生を豊かにするか
- それを買うことで時間やお金の節約になるか
何かの本に書いてあったことだと思う。
だけど、残念ながら忘れてしまって思い出せない。
びっくりすることに、ユニクロのTシャツ1枚買うのにも上記の考えが頭をよぎって、考えた結果買わなかったことが何度もある。
袖口が少しほつれてしまった部屋着を買い替えようと考えたとして、部屋でしか着ないTシャツがヨレヨレだろうがピシッとしていようが、僕の人生に何の影響もない。
だったら買わなくていいじゃないか、といった風に。
さすがにTシャツの原型をとどめないほどボロボロになるまで使ったりしないけど。
「豊かになる」というのは買ったことに満足できるということではない。だいたいの物は買えば物質的に満たされるだろうし、所有することで周囲に自慢できるというのも僕が定義する「豊かさ」の基準には満たない。
というか、自慢するために買うものほど無駄な買い物はないと思っている。
「買う」という入り口に対するミニマリズム
僕はミニマリストではない。
物事はシンプルであるほどいいとは思っているけど、家にある物の数をどうこうしたいわけではない。
ただ、「買う」という、物が入ってくる入り口に対するミニマリズム的な傾向が強いのかもしれない。
買うことで暮らしが楽になったり、不要なストレスを抱えなくて済むようになったり、何かをより楽しむための材料になるようなものであれば、出せる限度はあるものの、たとえ定価であろうとお金を出して当然と思っている。
今回のバッグについては、その金銭的な価値と、買うことで得られる豊かさのラインの微妙な位置にあるので非常に迷っている。
いつもこの考えが頭をよぎるのだが、このブログを書きながら整理するうちにの理由がようやくわかった。
つまり僕は「けち」なのだ。