生まれつきの茶髪に白髪が交じり始めて思うこと
38歳になったあたりから、急に白髪が増えてきた。
初めて発見したときはショックだった。
気づけば頭頂に近いところに数本あるが、主にもみあげのところに集中して生えている。
ヒゲの白髪はもっと以前からあって、今ではかなり本数が増えている。
白髪になったほうがヒゲが薄く見えるので、むしろそっちはありがたい。
かなり昔に、生まれた時から茶髪で苦労したという話を書いた。
頻度はかなり減ったものの、今でもたまに茶色に染めていると思われることがある。
僕の妻の髪は真っ黒だけど、娘と息子は僕に似て茶色い。
髪の毛の色を決定する要因
そもそもなぜ髪の色が茶色くなるのか、調べてみた。
髪の黒さの原因は日焼け肌が黒くなったときに生成されるものと同じ「メラニン色素」。
毛根部の色素細胞が少ないと髪が茶色に見えるのだそうだ。
そして、この色素細胞が機能しなくなったときに生えてくるのが白髪。
もともと弱かった僕の毛根の色素細胞が何かの拍子に機能停止しつつあるようだ。
ちなみに僕の父親は白髪が多く、僕がまだ小さいころからすでに頭は銀色になっていた。
なので、白髪というものは1本の毛の色が徐々に薄くなって、最終的に真っ白になるものだとばかり思っていた。
ある日突然、真っ白な毛が生えてくるなんて思いもしなかった。
白髪のメリット(?)
前述の通り、僕は染めてもいないのに「染めてる?」と聞かれることがある。
そのたびにいちいち生まれつきだと説明するが、信じてくれているかは不明だ。
別に信じてくれなくても何も困らないけど。
白髪が生えてきて、いいこともあった。
生まれつき茶髪である証明として、白髪が役に立っている。
周りの毛は茶色なのに、ところどころに根本から毛先まで真っ白い毛がある。
染めたのならこんな白髪の生え方はしないはずだ。
まぁ、それ以外はなんの役にも立たないんだけど。
白髪と付き合う
僕は父親に似て、これから白髪がどんどん増えていくのだろう。
父のように真っ黒な髪に白髪が混じれば全体的に灰色~銀色なるのだろうが、
茶髪に白髪混じると黄土色~金色に見えてきたりするのだろうか?
・・・想像がつかない。
これから徐々に頭が謎色に染まってくるのは興味深くもあり怖くもあり。
どこかのタイミングで黒染めしたくなるんだろうか。
困ったことに僕は、一般的に年頃の若者が髪を茶色に染めたい時期に、
というか生まれたころから茶髪だったので髪を染めたことが一度もないため、紙の染め方を知らない。
ある日突然自分の髪の色がガラッと変わるって、どんな気分なんだろうか。
これから徐々に謎色に染まっていく僕が、一夜にして黒髪になるなんて
それはそれで面白そうだが、僕のアイデンティティの一部を失うようで、
少し怖い気もする。