3年ほど前からスマートウォッチを愛用しており、風呂に入るとき以外、
寝ているときもつけたままだ。
スマートウォッチと言っても時計の盤面が液晶になっているタイプではなく、
時計部分はいわゆる普通の機械式時計で、金属バンド部分に通知領域があるタイプ。
sonyの「wena」という製品のセイコーコラボの2018年モデルだ。
こうしてみるとスマートウォッチには全く見えない。
発売当時、700個のみの限定生産だったので急いで注文したんだけど、
その後しばらく販売が続いていたのであんまり人気がなかったモデルなのかもしれないと
変な気持ちになったのを今でも覚えている。
2行しかない液晶画面、通知のためのバイブレーションとLEDランプ、
歩数計、睡眠時間のスキャン機能、Suica、楽天Edy等のおサイフケータイ機能がついている。
左手に腕時計をつけるし、おサイフケータイはiPhoneとの連動が必要なので使っていない。
なぜスマートウォッチをつけているかというと、スマホ本体のバイブ通知が嫌いだから。
営業という仕事柄、会社用のスマホを持ち歩いており、それが結構な頻度で鳴る。
いつもポケットに入れているため、ポケットでスマホが振動すると「仕事だ!」という気持ちになってしまう。
仕事はしかたないとして、プライベートのスマホでまでそんな気持ちになりたくないので
本体の代わりに着信などの通知を知る手段として、スマートウォッチを選んだ。
プライベートスマホの本体は常にサイレントモードにしている。
スマートウォッチに通知をゆだねるメリットは、仕事モードにならない他に2つある。
1つは、スマホをバッグに入れていても通知に気づける点。
特に最近のスマホはデカいので、出かけるときはバッグの中に入れている。
それだと着信やLINEの通知に気づかないが、腕時計が振動するのでほぼ必ず気づく。
2つめが目覚ましアラームが超強力になるという点。
スマートウォッチはバイブ通知するアプリや条件を設定できる。
僕は電話、LINE、Keepのリマインド、そしてアラームをバイブ通知するように設定している。
朝、目覚ましが鳴るタイミングでスマートウォッチもビービー振動するので絶対に目が覚める。
スマホはサイレント、腕時計のみ振動するようにすれば朝早く起きなくてはいけない日でも
家族を起こさずに自分だけ目を覚ますことができるので、すごく便利だ。
3年前に転職祝いで自分で買ったものだけど、だいぶあちこち傷ついている。
クオーツ式ではなく憧れだった自動巻きの機械式なので分厚くて重い。
スマートウォッチ部分の充電には専用のクリップを使うんだけど、
既にwenaの後継機が出て、僕が持っている型は販売終了しているため、
クリップももう手に入らないらしい。
クリップが壊れてしまったらもう充電できなくなる。
その時はもう買い替えるしかないのだけど、wenaのいいところはバンド部分を
買い替えるだけで、時計部分はずっと使えるという点。
しかしその機械式の時計部分も1カ月に5分くらいは平気でズレるので
たまに時間合わせをしてやらないといけない。
何度もぶつけてしまい、風防にもバンドにもあちこち傷がある。
手がかかってしょうがないが、「手のかかる子供ほどかわいい」みたいなもので、
3年間ずっと身に着けているちょっとポンコツなこの時計に
表現しがたい愛着のようなものが湧いている。
バンド部分はいつか取り換えるかもしれないが、時計部分とは長い付き合いにしていきたい。