僕は営業という仕事柄、得意先によく製品ごとの実績表などをよく提出する。
その時、Excelで下のような罫線を引いて表にすることが多い。
見た目がよく見やすいのでこの罫線の引き方が好きなんだけども、
1つの表で少なくとも2回、罫線を引く作業をしなければいけない。
①まず表の範囲を全選択して、上下に普通の線を引く。
②次に上から2行目~下から2行目を選択して個のような罫線の設定にする。
これがたまにならいいのだけど、日に何度もだとだんだんうんざりしてくる。
そこで今回、このデザインの罫線を選択した好きな範囲に1発で引くVBAを書いてみた。
VBAのコード
Sub 罫線() With Selection With .Borders(xlEdgeTop) 'Selectした範囲の最上部のセルの上側 .LineStyle = xlContinuous'実線 .Weight = xlThin'細い End With With .Borders(xlEdgeBottom) 'Selectした範囲の最下部のセルの下側 .LineStyle = xlContinuous'実線 .Weight = xlThin'細い End With With .Borders(xlInsideHorizontal) 'Selectした範囲の内側のセル .LineStyle = xlContinuous'実線 .Weight = xlHairline'極細 End With With .Rows(.Rows.Count).Borders(xlEdgeTop) 'Selectした範囲の最終行のセルの上側 .LineStyle = xlDouble'二重線 End With With .Rows(1).Borders(xlEdgeBottom) 'Selectした範囲の1行目のセルの下側 .LineStyle = xlContinuous'実線 .Weight = xlThin'細い End With End With End Sub
これをアドインにしてExcelに組み込んでみた。
そのマクロをExcelのクイックアクセスツールバーにセットしておく。
それを実行してみた様子は以下の通り。
これは便利!!!
罫線を引く手間がワンクリックになってしまった。
アドインとして読み込んでいるので.xlsx形式のファイルでも使える。
ショートカットキーに割り当てて使おうかと思ったけど、
実は僕はExcelのショートカットキーはよく使う一部のキー以外まだまだ覚えてない。
ある程度覚えるまでは独自のショートカットキーを作るのはやめておこうと思い、
今回はあえてクイックアクセスツールバーに表示させることにした。
ちなみにVBAマクロをクイックアクセスツールバーにセットする方法は次の通り。
クイックアクセスツールバーにマクロを登録する方法
①クイックアクセスツールバーの下矢印をクリックして「その他のコマンド(M)」を選択。
②「コマンドの選択(C)」で「マクロ」を選択。
③表示されたマクロを選択して「追加(A)>>」をクリックして終了。
以上、ちょっとした手間をVBAで解決する時短術をご紹介した。
自分の欲しい機能だけを自作して登録するExcelアドインってほんと便利すぎる。