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僕の人生補完計画

学校に行きたくないとグズる娘に見せる映画

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日曜日の夕方、小学校2年生の娘がときどき「また明日から学校に行くのが憂鬱だ」と言ってグズることがある。

グズる理由

始めはいじめを疑ったこともあるが、土日にあれだけわんさか友達連れて我が家を襲撃してくるし、持って帰ってくるテストも100点なことが多いので、別にいじめられているわけでもなく、学校の勉強についていけないというわけでもない。

 

聞けば、日曜日の夕方に翌日からの学校の準備をすることで、自由に過ごした土日と対称的な管理された学校生活を想像して気が滅入るのだそうだ。学校が始まったら始まったで、校門が開く前に並ぶことになぜか情熱を燃やしてやたら早い時間に登校するし、毎日僕が会社から帰ると学校で起きた出来事を楽しそうに話している。

 

言ってることとやってることが全く違うが、要は考え過ぎているのだ。

 

憂鬱にならないコツは?

「パパも明日からまた会社だと思って嫌な気持ちになったりしないの?」と聞かれたが、ないわけがなかろう。やめても生活できるならすぐにでもやめるわ!!と言いたいところだが、子供にそんなことを言うべきではないし、そういうことを思わないように工夫している。

 

というか、考えない。

 

日曜日の夕方に月曜からのことを考えて憂鬱になる、いわゆる「サザエさん症候群」

一時期僕もそういう時期があったが、ちょっと工夫するだけ回避できる。

明日のことを考えなければいいのだ。

明日のことを考えて憂鬱になる気持ちはわかるが、考えたところで明日が来ることは変わらないし、考えたところで何かが変わるものでもない。つまり考えるだけ損だ。

 

娘に見せる映画

とはいえ、そんなことを小2の娘に説明したところでうまくいくはずもないので、僕は娘が憂鬱な気分になっているのを察したときに見せる映画がある。「SING/シング」というアメリカのCGアニメミュージカルコメディ映画だ。アマゾンプライムで見られる。

 

SING/シング【通常版】(吹替版)

 

この映画は別に、「明日は希望にあふれている」とか「学校に行くのは楽しい」みたいな教訓が得られる内容では全くない。

一応、劇場を再建しようと頑張るコアラと歌手になる夢をかなえる動物たちの希望に満ち溢れた映画ではあるが、僕は娘にそんな教訓を教えようとして見せているわけではない。

単に娘が好きな映画だから見せているだけ。

特に後半の動物たちが歌って踊るコンサートのシーンだけをシークして見せたりしている。

 

親の務め

なぜそんなことをするかというと、単に嫌な気持ちを忘れさせるため。明日からまた学校が始まるという考えを頭から追い出すために見せている。

考え過ぎて憂鬱になっているのだから解決策は「考えさせないこと」。そのために一番手っ取り早く効果があるのが、この映画を見せることだっただけの話だ。

 

幸か不幸か娘は単純な性格のようで、熱心にそのシーンを見て、映画が終わるころにはだいたいケロッとしている。

もっと根が深い、親子ともども解決しなければいけない悩みならとことん付き合うのも親の務めだと思っているけど、考え過ぎている子供に「忘れさせる」という作業もまた、親の役割の一つなんじゃないだろうか。

 

 

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