Hello! Mr.Simplism

僕の人生補完計画

「読書の価値」について。僕の読書の目的と、読書に対する姿勢についての雑記。

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「最近の趣味は何ですか?」と聞かれて、「読書です」と答えてもいいかな?と思える程度には本を読んでいるが、今回は個人的な読書の流儀について書いてみたいと思う。

量より質

昨年、一昨年は「年間で本を100冊以上読む」という目標を掲げてきた。2年間、目標は達成したがこの目標の立て方はあまりよくなかったという話は以前書いた。

 

 

simplism.hatenablog.com

 

 

読んだ本の内容よりも本を読むこと自体が目的になってしまい、内容そっちのけになりがちだった。あまり普段本を読まない人が読書習慣をつけるための目標ならまだしも、本を読んで人生を豊かにするのが目的なら、年100冊みたいな目標はお勧めしない。

 

豊かな人生

本を読んで豊かな人生にするといっても、そもそも「豊かな人生」って何だろう?単にめちゃくちゃ収入が増えればいいとか、そういう話ではない。僕なりの定義でいえばそれは、「成長を実感し続けられる人生」かな。本から得た知識を実際の生活に活かすことで、自分自身が成長できなければ僕の読書に意味はない。さらに言えば、成長していてもそれを実感できないほど余裕がない人生は、僕の解釈では豊かな人生とは言えない。「本で読んだ知識を活かして生活がよりよくなった。僕って成長で来てるなぁ」と自覚出来て初めて豊かな人生を送っていると実感できる。

 

自分にとっていい本を探す。

上述の過去記事でも書いているが、今年の目標は「面白い本・勉強になる本を10冊見つける」に変更した。特にジャンルの縛りは設けず、ビジネス書、歴史、小説、自己啓発本などなんでもいいので、自分の生活を豊かにする本を10冊以上見つけることを目標に設定した。年始から早速実践しているが、去年までのような読了した本の冊数は目標にないので、これは違うと思った本は躊躇なく途中で読むのをやめている。無駄と分かっていても読んだ本の頭数が欲しかった去年までとは明らかに読み方が変わったし、去年のような苦痛を味わうことも少なくなった。たくさん読み終えるためではなく、いい本に出会うためにたくさん手に取るようになった。

 

たくさん本を読むために

いい本に出会う確率を上げるためには、当然手に取る本の数を増やす必要がある。しかしいちいち買っていては予算的な限界もあるため、僕はまず、気になる本は図書館で借りるようにしている。金銭的な縛りがなくなるので、読める本の数が爆発的に増える。お金を払っていないので、つまらないと思ったら躊躇なく読むのをやめることができる。デメリットと言えば、貸し出し中などで読みたいと思った瞬間には読めないという、時間的な制約があることくらいか。

 

いい本に出会ったら

今までもそうしてきたが、これはいい!と思った本は絶版になって手に入らないものを除いて、必ず新品を購入している。中古の本の方が安くつくけど、それでは著者に印税が入らない。心血を注いで素晴らしい本を書いてくれた著者に対する敬意だ。さらに、これは最近少しずつ試みていることだが、新品を買う場合はなるべく地元の本屋さんで買うようにしている。店頭に置いてなければ取り寄せてもらうことも可能だ。amazonでポチってしまうのが一番楽なんだけど、ネット書店の影響で街の本屋さんがどんどん減っているという現状を考えると、やはりそこは応援したい。時々は立ち読みさせてもらってるし、本屋の特集コーナーもたまにとはいえチェックして読書の幅を広げるいい機会を作ってくれているので。

 

余談ではあるが書店注文についての元書店員の記事が面白かったので、紹介する。

 

 

tadeku.net

 

 

読んだことを生活に取り入れる

そうやって選りすぐった本をゆっくりと熟読して、実生活に活かす。僕の目的は知識欲を満たすことではなく(じゃっかんそれもあるけど)、冒頭に示した通り人生を豊かにするために本を読んでいる。頭でっかちになって何も行動しないのはもったいない。どんどん活かしていく「実学」としての読書を日々心掛けている。なので必然的に実用書が読書の中心になっているが、偉人と呼ばれる人々の自伝なんかも読む。何かを成し遂げた人の人生にも学ぶ点はとても多い。小説なども読まないわけではない。純粋に物語を読む楽しさもまた、人生を豊かにする一つの要素だと思っている。

 

またまた余談ではあるが、最近よく聞くPodcast番組「いんよう!」でよく話題に上がる柞刈湯葉(いすかり・ゆば)の「人間たちの話」というSF短編小説は面白かった。僕は書評はへたくそなので詳しくは書かないが、気になった方は是非読んでいただきたい。

 

 

最後に

僕の読書に対する姿勢は、ざっくりいうとこんな感じ。所謂読書家の方々に比べれば量も質もハナクソみたいなものだが、僕は僕なりの信念をもって読書を続けている。通勤電車内でスマホゲームばっかりやっていた数年前に比べて、「自分は成長で来ている」と実感できることも格段に増えた。そのおかげか、将来についての不安感は以前に比べて少なくなってきたと思う。もうあと12年で40歳という人生におけるひとつの節目が見えてきたが、老いというものに不安を覚えるよりも、そのころまでにどれくらい成長で来ているだろうという期待の方が上回ってきているように感じる。これもひとえに読書の影響があると思われる。

 

これからも人生を豊かにするために、たくさんの本に出会って生きたい。

 

 

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