シンプルライフのために「どうしよう」を禁句にする
「『どうしよう』を禁句にする」。
これは僕が最も尊敬する上司の受け売りです。
仕事でもプライベートでも、何か問題が発生するとどうしても頭に浮かんでしまう言葉「どうしよう」
僕はこれを禁句にするように心がけています。きっかけは仕事でトラブった時に僕がつい口にしてしまった「どうしよう」という言葉。その時上司に言われたのが
「人間、『どうしよう』と思うと、解決策を考えることができなくなる」
ということ。つまり、トラブルが起きた時「どうしよう」と考えてしまうことで頭の中が「どうしよう」でいっぱいになり、冷静に解決策を考えることができなくなるということです。トラブルで頭がパニックになってしまい、頭の中で「どうしようどうしようどうしよう」という言葉がループしてしまい、一見考えているようで実は何も考えられない状態になってしまいます。
「どうしよう」の代わりに言う言葉
「どうしよう」じゃなくて、一度深呼吸しながら「さて、どうするのがベストだろう」と頭の中で唱えます。少し言葉を変えただけのように見えますが、実は全然違います。
「どうしよう」と言っているうちは何も考えられずにただ周りをキョロキョロ見ているだけの状態です。いわゆる思考停止状態です。だけど「さて、どうするのがベストだろう」と考えることで一旦落ち着いて目の前の問題を正面から見据え、問題解決に向けて脳が動き出します。
言葉一つで行動が変わる
この考え方を上司に教わってから、たとえば得意先にめちゃくちゃ怒られている状態でも、以前なら頭の中で「どうしようどうしよう」とパニック状態になっていましたが、今では謝りながら頭の中で解決策を冷静に考えられるようになりました。「さて」というたった2文字のシンプルな言葉ですが、目の前の問題にパニックなる前に、気持ちを切り替えて頭を動かすのに絶大な効果があります。
それが必ず問題解決につながる、とは言い切れませんが、少なくともただパニックになっていた時よりもスムーズに事が運ぶことが増えました。一番ベストはトラブルにならないことですが、万が一トラブルが発生した時、ただ「どうしよう」と考えてしまうのはやめにして、「さて、どうするのがベストだろう」と頭の中で自分に問いかけてみましょう。