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僕の人生補完計画

「めんどくさい」と思った時がシンプルライフにできるシグナルだと考える

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電子書籍で「めんどくさいことの9割は捨てていい」という本を読み終えました。

 

めんどくさいことの9割は捨てていい

めんどくさいことの9割は捨てていい

 

 

僕は以前「めんどくさい」と「シンプルライフ」について書きました。その直後くらいにこの本を見つけて、どうしても読んでみたくなってすぐに購入しました。

 

simplism.hatenablog.com

 

本の内容は大雑把に言うと「自分の身の回りにある『めんどくさい』の中から本当の『めんどくさい』を見つけ出す作業が必要。そして、その見つけた『めんどくさい』は人生のたいまつである」ということについて書かれていました。

 

めんどくさいの9割は実にどうでもいいこと
何かに取り組む際、「めんどくさい」と思うことは人によって多い少ないはあるにせよ、必ず芽生える感情と言っていいでしょう。そんなめんどくさい事について、どういう理由で、どれくらい面倒くさいかを可視化することで、自分がなぜそんな感情になるかについて細かく書かれていました。

 

「めんどくさいリスト」を作る
例えば僕が、「取引先との商談が面倒くさい」と感じた時、その理由と「めんどくさい度」を書き出してみると、以下のようになります。

  • 商談資料を作る 70%
  • 得意先まで行く 10%
  • アポイントの電話をかけて日程を調整する 30%
  • 商談するにあたり、上司の許可を得る事柄がある 80%

全ての合計を100%にするのではなく、ひとつひとつの項目がどれくらいめんどくさいかを数値化するだけなので、%表記には特に意味はありません。こうしてみてみると、僕は商談自体が面倒くさいのではなく、商談資料を作る作業と、その過程でどうしても上司の承認を得なければならない行為をめんどくさく感じているということがわかります。単に「得意先との商談がめんどくさい」と思っていただけでは見えなかった「事前準備をめんどくさく感じている」ということが目に見えるようになったわけです。本書ではこれを更に色付けして分類することも書かれていましたが、この例の場合はそこまでしなくても何を面倒と感じているかわかるので、これで十分です。

 

「ほんとうめんどくさい」を見つける
上の例は、漠然と「商談がめんどくさい」という事を細分化して、本当に面倒だと感じていること、本書では「ほんとうめんどくさい」と呼ばれる部分を見つける作業です。そして次の段階としてこの「ほんとうめんどくさい」が本当に大事なのか、はたまた本当はやる必要がないもしくは実はめんどくさくないのかを見極めて行きます。上の例では、上司の許可を得て、更に商談資料を作らないと商談に望めませんし、仮に商談をしなかった場合、僕の売上が落ちて後で上司にこっぴどく怒られてよりめんどくさいことになってしまいます。ならばこの作業はめんどくさくてもやる必要がある、ということになります。

 

「めんどくさい」と感じた瞬間がシンプル化のシグナル
日々仕事や家事をしていて見つかる「めんどくさい」。この感情が芽生えた瞬間がシンプルライフへのシグナルだと思っています。めんどくさいと思ったことをリストにして、なぜ面倒だと思うのか、そしてそれを解消する手段はあるかについて考えます。EXCELで膨大な量のデータを編集するのがめんどくさいと感じたなら、それを簡潔にする手段(例えば関数やマクロを使うのか、誰かに手伝ってもらうのかなど)を考えます。こうやって日々芽生える「めんどくさい」を捨てるか解消していきます。一つ一つの「めんどくさい」は小さなことかも知れませんが、それが積み重なると大きなストレスの原因になってしまいます。日々の暮らしをシンプルにするためにも、この「めんどくさい」という感情とその原因について、深く考えることがシンプルライフにつながっていくのだと考えています。

めんどくさいことの9割は捨てていい (中経出版)

めんどくさいことの9割は捨てていい (中経出版)

 

 

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